レンタルオフィス・コワーキングスペースの歴史の記事をご紹介します。
シェアオフィス・レンタルオフィスはここ数年で急成長しています。 そのため、多くの方に認知や利用をされていますが、実はその歴史は古いことをご存知ですか? 現在のレンタルオフィスとは少し違いますが、レンタルオフィスに近いサービスは、なんと80年代に既にあったのです。 当時のレンタルオフィスは現在の形とほぼ似ているのですが、「怪しげで怖い」といったイメージであまり印象は良くなかったそうです。 また、レンタルオフィスはバブル全盛期にできた為、当時は需要も増えたのですが、バブル崩壊後には消滅してしまったのです。 それから90年代に入っても経済状態が不安定で、レンタルオフィスは注目されなくなりました。
バブル崩壊と共に消えてしまったレンタルオフィスですが、2000年になると再び注目されます。 要するに「IT革命」によってレンタルオフィスが注目され、そのうえ、イメージも大きく変わりました。 レンタルオフィスの運営側が、〔外観・サービス・イメージ〕などを見直したことにより、多くの人に広まっていったのです。 さらに、場所を提供するだけではなく、〔立地条件・代行サービス・受付・会議室・飲み物の提供〕なども始めました。 これらの試行錯誤を経て、現在のレンタルオフィスになっていったのです。
コワーキングスペースは1人のソフトウェアエンジニアが考えたと言われています。 ソフトウェアエンジニアをやっていたブラッド・ニューバーグさんが1人で1日中、事務所に籠って仕事をしている事に嫌気がさしたそうです。 そのため、様々な人と交流しながら仕事をしたいと考えました。 最初は近所のカフェで仕事をしましたが、そこでの食費がかさむうえ、思ったよりも交流ができなかったのです。 次に試したのは市民センターの一室を借りて仕事をしてみました。 その際、在宅ワーカーに向けた広告を出したのです。 これがのちに〔コワーキングスペース〕と言われる原点になりました。 そして、広告を出したことにより多くの人たちに広まり、アイディアなども寄せられたことにより、日本を含め世界中に知れ渡ったのです。