先日、友人が都内にあるコワーキングスペースを利用した時の話を聞き、 驚きました。 友人はその時、初めて利用したそうですが、コワーキングスペースをオフィスとして利用している人達がいたそうです。 最初その話を聞いた時、「普通では？」と思ったのですが、詳細を聞き、私も驚きました。 どうやら個人で利用しているのではなく、とある会社の社員の方々が利用していたらしいです。 一般的には社員数が増えた場合、コワーキングスペースではなく、会社独自のオフィスを構えるのですが、友人が見た人達というのは社長も含めた社員全員でコワーキングスペースを利用していたのです。

2015年にリサーチ会社が『働き方変革プロジェクト』を発足しました。それに伴い、リモートワークの実験を行ったそうです。 この実験による特徴は3つあります。 ・期間中、原則週2日の出社を上限とする ・週の半分以上、職場以外の場所で働く ・実験対象者は社員全員（育児・介護などの事情を持つ社員に限らない） 上記のような条件下でリモートワークをしたことで、社員の働き方はどう変わったのか？ 何を改善するべきか？が少しずつ見えてきました。 ☆「リモートワークの制度をもっと広めたい」「この制度を導入した会社で働きたい」という声が多数 ☆「この会社で仕事と育児または介護を両立していきたい」という高評価を得た ☆まじめに会社で働いたかどうかではなく、アウトプットの質や量で評価が決まる ☆会議時間の削減・チームの信頼関係の向上に繋がる ☆会議でリモート側を多数にし、発言しやすくする必要あり ☆会議の内容によってリモートにするか、リアルな会議にするかを選択するべき ☆マネージャー層自身がリモートワークを勧めていないと、他の社員がリモートワークを選択しづらい ☆テレビ会議やビジネスチャット等のツールに不慣れの社員はリモートワークに否定的 このように、コワーキングスペースはフリーランスや独立したばかりの会社だけが利用するのが普通ではなくなったのです。 今回紹介したように、少しずつリモートワークを広めていくことは大切です。